こんにちは。東京とその近郊で人工芝の施工をしております、芝幸です。
人工芝の施工、お客様からのご要望の多い季節は「夏」なんです。
しかし意外なことに、「夏」施工には、専門業者から見ると、意外にデメリットが多いんです。
お客様に損をさせてしまうのは申し訳ないので、人工芝の夏施工、専門業者から見たデメリット3つを、この記事で紹介いたします。
【夏のデメリット1】雑草が多くて手間取ってしまう
人工芝を敷く前に、地面をキレイに整えなければいけません。
下地作りのため、以下の作業を行います。
・雑草を抜く、ゴミ拾い
・地面をのして平らにする
・防草シートを敷く
この中でも「雑草を抜く」に、とても手間がかかっています。
春〜秋、雑草の生え方
季節によって、雑草の生え方は異なり、夏が最も除草に労力がかかります。
ススキなど、1株抜くのにも、大きなスコップで深く掘る作業が必要です。
春:スギナ カタバミなど
背丈低い、根も浅い
わりとすぐに抜けます
夏:ススキ スズメノカタビラなど
夏草高く茂る、根が深い
手で引っ張ってもシブトク抜けません
秋:エノコログサ チカラシバなど
背は高いが、種類も少なくなってくる
・・・一年のうちで、「冬」の除草が、最も労力が少なくて済みます。
【夏のデメリット2】暑くて作業スピードが遅くなる
人工芝、作業員も体感のある普通の人間です(笑)暑ければ作業効率は落ちてきます。
涼しい季節は体をいくら動かしても快適なので、作業スピードも速いです。
作業スピードの速い季節から順に、1〜3位までのランキングをご紹介します。
最も作業スピードの速い人工芝の季節は?
1位:春、秋(10〜20度)
薄手の長袖で、快適に作業できる季節です。
屋外で体を動かしてると、気持ちよく汗ばんできます。
雑草もそれほど頑固でないので、人工芝施工の混雑するシーズンでもあります。
2位:冬(0〜10度)
寒いですが日中は晴天のことも多く、体を動かしているうちに、温まって来ます。
「冬」は、芝幸スタッフ・おすすめNo.1の施工シーズンです。
寒すぎて、お客様にはピンと来ないようで、注文は少なめです。
空いているので、スケジュールも組みやすいメリットがありますよ。
3位:夏(20〜30度)
連日の天気予報で「熱中症にご注意ください」と言われる、夏。
真夏の炎天下での作業は、こまめに休憩を取る必要もあり、作業効率が落ちる季節でもあります。
反面、お客様からの注文は多いため、割高なのがデメリットです。
秋〜冬までお待ちいただいた方が、おトク感があります。
【夏のデメリット3】夏は人工芝の繁忙期!料金が高めです
デメリット1,2でご紹介した通り
- 雑草
- 暑い
これら作業条件としては良くないにもかからわず、ありがたいことに、お客様からのご注文の方は、多い季節となっています。
したがって、人工芝は「夏」は繁忙期。
料金が高めとなっています。
スケジュールも冬の方が組みやすい
記事の後半となり、そろそろ「夏」施工のデメリットも伝わってきたと思いますが、
オーダーが多いのもあり、「冬」の方が、施工スケジュールも組みやすいです。
人員、機材の関係で、夏よりも冬の方が、スケジュールが組みやすいというメリットがあります。
別記事でも「人工芝・冬施工はオススメだらけ」紹介しておりますので、よかったらこちらもご覧になってください。
【まとめ】
つい夏に依頼しがちな人工芝ですが、
- 雑草が多い
- 作業スピードが遅い
- 繁忙期で料金が高め
「夏」施工には意外とデメリットがある、という人工芝専門店からの記事でした。
お急ぎのお客様も多いかと思いますが、庭にあまり目の行かない「冬」施工の方がおトクですので、ぜひ一度、ご検討してみてください。